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さよならから始まる恋物語【Love story】~雪の女王~

第3章 SideⅢ(沙絢)~Merry go round~

「光樹―さん?」
「そう、それで良い。ところで、お前の名前は?」
「沙絢、西山沙絢」
 沙絢は〝沙絢〟と指で字も書いて見せた。
「ふうん、何かぴったりっていうか、可愛いな」
 別に褒められたのは名前だけなのに、嬉しくて頬が熱くなる。
「俺も沙絢って呼んで良い?」
「もちろん」

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