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陽だまりの仮面 -嘘-

第8章 夕陽と泪味 ②

何も思わず、触れたいと思うがままにほぼ無心で彼の前髪に人差し指が触れた





その時―――――






「………答え」






――――――へっ?!!!







寝てるはずの、まさかの花木君の声がして

心臓が口から飛び出しそうなくらい一気にバクつく。


即座に花木君の前髪に触れた手を自分の方へ戻そうと左手にグッと力を入れた瞬間




!!?




花木君に左手を掴まれて、行動阻止。


予想外の彼の行動にあたしの心臓




もう、ヤバい。


これでもか?ってくらい


もう、ヤバい。




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