
痛彼
第2章 同期と飲みに行ったら…
そうたさんが戻ってきました。
「なんの話をしてたんですか?」
「ん?たいした事じゃないよ。」
「そうですか…。
あ!!!電気を付けっぱなしにして何処へ行ってたんですか?」
本当にビックリしたんですから!!!
「葵!心配してくれるのか!!!うぅ…そんなに睨まなくても…。
・・・これを受け取ってきたんだ。はい、プレゼント♪」
小包を渡される。
「開けていいんですか?」
返事の代わりにそうたさんが包みを開けた。
中身は蒼い色の時計でした。
「綺麗…!!!これ・・・」
「プレゼントって言ったでしょ?
オーダーメイドでつくってもらったからさ、受け取りに行ってた。」
「そうたさん!ありがとう!!」
「喜んでもらえて何よりだ。毎日着けてね♪GPS付きだから。」
・・・?
「え…?GPS?」
「葵がどこにいるか何時でも分かるようにだよ!!!」
やっぱりこの人普通じゃない…
毎日着けさせてもらいますけど。
