
男気花飾り。
第12章 華やかネイルチップ。
体操はバスケをチームに別れ何ゲームかして…終了した…
「汗をちゃんと拭かないと風邪引くからな〜!!!」
と…先生の喝が飛び、授業は終わった…
「はぁ〜後はホームルームで終わりか〜…」
俺は、タオルを手に取り汗を拭きながら、体育館を出ようと…した…
その瞬間!!!腕を捕まれ…
用具室に…バタバタと引っ張られる!!!
「いっ!!!なっ……だ…」
口を押さえられ…用具室に潜む…
ガヤガヤと…クラスの奴らは…教室に戻る……
体育館…は…誰もいなくなった…
口の手が…ゆっくり…離れる…
背中の感覚…
背丈の感覚…
指の感覚…
俺を包む…汗と…体の香が…
俺は……寺のものだと…
解っていた………
だから…驚いたが…騒ぐ事はしなかった…
「……寺…ど〜したの…」
「ど〜したの?じゃねーよ!!!」
