
男気花飾り。
第10章 エアリーフリル。
「…なんだよ…それ…」
ふわっと…抱きしめられた…
「!!!寺!」
「バカ……雅…
なんで…そ〜なるんだよ…」
耳元で……呆れたように…
囁く…
低く…響く…優しい声…
「だって……
【女装】の俺を…想像してして……オナッたって…
それって……【女】を求めたって事だろ?」
…抱きしめる腕が…ストンと脱力した…
寺の顔は俺の肩にもたれたまま…
「はぁ〜……」
大きくため息をした…
ゾクゾク!!!
やっ…ゾクゾクする…
「雅……あの時…テンパってたから……聞きのがしてたか…」
「寺…?」
「自分の…オナニー事情を二回も…好きな奴に報告しなきゃいけないのかよ…」
「////寺…?」
