テキストサイズ

男気花飾り。

第10章 エアリーフリル。


「…俺も…雅が…好きだ」




「……でも…寺…

男の…俺は……嫌…だろ?


好きなのは…【女装】の俺で…【女】を……見てるんだろ?」




……あああ…いっちゃった…


結局……女には…なれないし…


【女装】姿の自分に…嫉妬してしまう…




「……雅…お前…」




「……男の体…だから……
幻滅させる……無理すんな…
俺は……男の寺に惚れた…
まぎれもなく……男を…

好きになった……


でも……寺は…違う…

【女】の姿に……ほれたんだろ?」





もう………楽になりたい…





俺ばっかり………




どんどん……好きになっていく…





俺は……もう……




気持ちが……止められない…






でも……「寺は―――――
引き返せる―――… 」




ストーリーメニュー

TOPTOPへ