
つれづれ日記
第8章 障害が発覚した日
大地の障害が発覚した日を今でも覚えている。
いつものように、専門病院に行ってタイマンの授業を受けた日だった。
『お母さん、この間やった発達検査の結果が出ました』
『あー、ハイ』
内心、そんなんやったっけ位でしか受け止めていなくて、かなり気軽に聞く体制だった。
『言語能力は一歳程度で理解力も一歳半です』
『そう…ですか、あの息子は障害名はなんなんでしょうか?』
『今のところ、まだ幼いためハッキリコレとは言えませんが、軽度の精神遅滞と広汎性発達障害です』
『…軽度の精神遅滞?』
『分かりやすく言うと…知的障害です』 『知的…障害』
『まだ幼いため、確かではありませんが…』
『……。』
『まだ可能性はありあまる歳なので、これから一緒に頑張っていきましょう』
その後はぼーっとしてしまって、何も考えられなかった。
しかし、病院を出るときに『危ないからね~』と手を繋いだ瞬間、頭がシャキッとして笑顔の息子と目があった。
『………っ!』涙が溢れそうになるのをこらえて車に到着。車を発進。
運転に集中しなきゃ…。
そう思えば思う程涙が次から次に溢れて泣きながら、息子に『ちゃんと産んでやれなくてごめん、ごめんね』と謝りながら、運転して帰った。
そのまま、泣きながら帰って息子を抱き締めて玄関で大声あげて泣くだけ泣いた。
いつもなら抵抗するはずの息子もその時だけは、抱き締められたままいてくれた。
そしてそのまま、知らぬ間に二人で玄関で爆睡。
嘘みたいに一緒に起きて、目があって二人でニカッと笑って…アタシは『母』として覚悟を決めた。何があっても、絶対に息子と二人で話す日を諦めない。
大地の障害と向き合っていくんだ。
知的障害?んなもん、克服させてやる。
恨まれても嫌われても、絶対に。
そう決めたあの日から、今に至る。
いつものように、専門病院に行ってタイマンの授業を受けた日だった。
『お母さん、この間やった発達検査の結果が出ました』
『あー、ハイ』
内心、そんなんやったっけ位でしか受け止めていなくて、かなり気軽に聞く体制だった。
『言語能力は一歳程度で理解力も一歳半です』
『そう…ですか、あの息子は障害名はなんなんでしょうか?』
『今のところ、まだ幼いためハッキリコレとは言えませんが、軽度の精神遅滞と広汎性発達障害です』
『…軽度の精神遅滞?』
『分かりやすく言うと…知的障害です』 『知的…障害』
『まだ幼いため、確かではありませんが…』
『……。』
『まだ可能性はありあまる歳なので、これから一緒に頑張っていきましょう』
その後はぼーっとしてしまって、何も考えられなかった。
しかし、病院を出るときに『危ないからね~』と手を繋いだ瞬間、頭がシャキッとして笑顔の息子と目があった。
『………っ!』涙が溢れそうになるのをこらえて車に到着。車を発進。
運転に集中しなきゃ…。
そう思えば思う程涙が次から次に溢れて泣きながら、息子に『ちゃんと産んでやれなくてごめん、ごめんね』と謝りながら、運転して帰った。
そのまま、泣きながら帰って息子を抱き締めて玄関で大声あげて泣くだけ泣いた。
いつもなら抵抗するはずの息子もその時だけは、抱き締められたままいてくれた。
そしてそのまま、知らぬ間に二人で玄関で爆睡。
嘘みたいに一緒に起きて、目があって二人でニカッと笑って…アタシは『母』として覚悟を決めた。何があっても、絶対に息子と二人で話す日を諦めない。
大地の障害と向き合っていくんだ。
知的障害?んなもん、克服させてやる。
恨まれても嫌われても、絶対に。
そう決めたあの日から、今に至る。
