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仙境綴~美しき仙界の王と身を捧げる少女~

第6章 三つめの物語~砂漠の鷹~

 修明が唐突に口を開いた。
「昔、若い頃に―そう、確か今の翠華と変わらない歳だった頃、私は取り返しのつかない過ちを犯した」
 修明は視線は依然として蒼い空へとなげられたままだ。その瞳は、あまりにも遠かった。
―修明は自らの過去に犯した罪を悔いている!
 

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