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そして僕等は絡み合う

第2章 宮脇 詞の場合

「メッチャ驚いてる~!」


高橋さんは、さも楽しそうに笑ってる。


明日のシフト…だから抜いてあったんだ!


明らかに確信犯だし、グルだ!


休み明け店長に、抗議してやる!


私は貰ったお菓子をポリポリかじりながら、これから起きる事への不安が沸いてきた。 


何故わざわざ、ロケなんだ!


スタジオで撮って合成すりゃいいじゃん!


高橋さんを横目で見やると呑気に


「保科さ~ん!明日、帰りに何食べる~?」


「そうですね。帰り道に何か名物あるか、探しておきますね。」


「やったぁ~!」


食い道楽だな…。


私は唇を噛んだ…高橋さんにとって、あのキスは何でもない事なんだ…。


『お互いに子どもじゃないんだから、気にしないでいいんじゃない。』 


って、言ってたしな…。


好きでもないのに、私だけグルグル悩んでたんだ。


馬鹿みたい…。

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