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そして僕等は絡み合う

第2章 宮脇 詞の場合

「そう言う見解もありますが、何の心構えの無い素人を話題になるだけで、世間に晒して後々の事は考えなかったんですか?」


柴多の言いたい事は解る…ある意味正論。


ただ、世間とはまた別世界の高橋さんに通じるのか?


柴多の意見に、高橋さんは


「まあ…そうだよね。だから店長と広報部長の榎田さんにも相談はしといたよ。」


「榎田部長に!」


「なっ…なんで高橋さんが?」


以前店長をしていて、今は当ブランドの要とも言われてる榎田部長。


仕事も卒なくこなし、人望も熱い。 


何より最先端のモードのキャッチ力が凄い。


「流石に肖像権とかも関わるしさ!責任者の了解は貰っとかないとね~!」


肖像権…詳しく良く解らないけど、私は何も知らされてなかったし。


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