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そして僕等は絡み合う

第2章 宮脇 詞の場合

「僕は、高橋が所属してる事務所の保科と申します。」


私は椅子から立ち上がり、頭を下げ保科さんから名刺を受け取る。


「Achevementの宮脇です。」


「初めてまして…噂はかねがね高橋から聞いてます。」


ニッコリと、微笑まれた。


えっ!噂って!!


「な、何て言ってんですか、高橋さん!」


驚愕してると保科さんは、一瞬キョトンとしてから、また優しく微笑み


「悪口ではありませんよ…寧ろ期待です。」


期待? 
余計不安だ!!


「期待って…私、高橋さんに期待されるような覚えありませんよ?」


私の反応に、またキョトンとしてから笑い出す。

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