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そして僕等は絡み合う

第3章 西垣 静湖の場合

「よっしゃ!いざ出陣!」


ブーツを履く前に、今一度鏡でチェック!


「う~ん!完璧…あっピアス!」


人見さんが、着けてこい言ってたな。 


「たく…生意気なんだから!マヨピョンに命令すんな!」


ピアスを着け再度鏡を見直す……うっ…今日の服装にマッチしている…。


「はは…は…私ってば、何着けても似合う~!」


髪で、なるべくピアスを隠して、私は外に出て行った。





………ら、人見さんと鉢合わせした。


「おはようございます。」


「お…おはよう…。」


アパートから一緒に行くのも何だから、待ち合わせはレストランにしといたのに…同じタイミングで向かおうとしてたんだ。


立ち止まってる私に


「…一緒に、行きますか?」


もしかしたら気遣いかもしれないが、出来たら「後程」が良かったな。


「別に~どっちでも!」


断り難いだろ!


結局…一緒にレストランに向かった。

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