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そして僕等は絡み合う

第3章 西垣 静湖の場合

ファミレスで一人打ち上げをして、アパートに帰り着いたのは深夜12時を回る頃。


明日はバイトを休みにしておいて良かった~!


これから、撮ってもらったビデオや写真をチェックして、ホームページにアップしないと。


こうゆうのを早めにしないと、本当に素人アイドル扱いだ。


貰ったファンレターは、明日読むとして…。


忙しいけど、ちょっと特別な自分を感じる瞬間だ。


紙袋から、データとかカメラを探すと


「あっ…人見っちのプレゼントだ…。」


小さかったから、紙袋の方に突っ込んだ。


…何だろう?


お揃いのマヨピョン缶バッチとキーホルダーだったりして~。


あり得る~!


見てやる!見てやる!


そして、人見っちに会ったら、笑ってやる~!


ガザゴソ…ラッピングを取ると…。


「ありゃ…ピアス…。」


ハートと星が絡み合って、真ん中の部分にキラキラとジルコニアが光っていた。

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