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そして僕等は絡み合う

第2章 宮脇 詞の場合

高橋さんとの約束の日。


私は、待ち合わせの場所で待ってると、高橋さんが手をヒラヒラさせて現れる。


「宮脇ちゃん、おっはよぉ~!」


「おはようございます。」


何が起こるか解らない緊張感もあって、いつもに増して固い返事になってしまう。


「なぁ~にそんなに畏まって!別に取って食いやしないんだからぁ~普通にしてなよ!」


普段してない、眼鏡超しの目線が余計解らない。


「は、はい。」


「ハイって!宮脇ちゃん、俺の事苦手でしょ?」


ギックゥ~!
知ってたか!


「あ…まぁ…ちょっと、そのノリが…。」


「ぷっ!宮脇ちゃん素直だねぇ~!」


「すみません…。」


何故か、つい謝ってしまった。


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