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そして僕等は絡み合う

第3章 西垣 静湖の場合

私も何かに『依存』するように、探してたんだ。


それがアイドルだったり、二次元だったり…ふと、ある時自分がやってみたらどうなるかな?


そう思った途端、スイッチが一気に入る。


ウィッグを被って、服装は昔学園祭で使ったロリータ服を着てみた。


メイクは素顔が解らないくらいコテコテに。


付け睫も、バッチリだ。


携帯で写メって、パソコンに送信。


ブログサイトにアップして、たまたまテーブルに出しっぱなしのマヨネーズが目に付いて、適当に名付けた『マヨピョン』


カタカタカタ…ブログに打ち込む。


『はじめてピョン!私、マヨネーズ大好き、マヨピョンだよぉ~!』


悪のりで、マヨネーズの入れ物の先をちょっとエロチックに舐めてる写真まで載せた…。


一気にアクセスされた。


「阿呆か!エロ共がぁ!」


そうパソコンに怒鳴り付けながらも、ほんの少しでも自分に集まった注目が、嬉しかった。

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