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そして僕等は絡み合う

第3章 西垣 静湖の場合

バイトが終わり帰宅しながら鼻歌を歌う。


「ピョンピョン、マヨピョン♪今日もマヨネーズ片手に、大好きな君にマヨビ~ム~♪」


我ながら、滅茶苦茶な歌詞だな…。


でも、マヨラーならぬマヨっ子には、堪らなく盛り上がる一曲。


オフ会の準備をしなきゃだなぁ~またマヨネーズ沢山貰っちゃうんたろうな。


ちったぁ~考えてくれよ!


毎回マヨネーズ貰って、嬉しい訳ないじゃん!


30代や40代のいかにも、妄想系なファンもいる。


『僕だけの宝物』的に、一部のマニアにしか受けてない、しがない自称ネットアイドル。


最初はちょっとの遊び心と、『期待』から始めた『マヨピョン』


今の世の中、受け入れ口は広い…だからピンキリだ。


新しく、珍しく、面白い…自分だけの
『特別』を皆が探している。

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