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砂漠の月、星の姫~road to East~

第1章 第一夜【砂漠へ~road to oasis~】

 この怪異は恐らく亡国の王の呪いか、さもなくば、神の怒りに違いない、されば、この国のこと、この国と我が国との拘わりはすべてをこの砂の海に捨ててしまえ、皆、忘れるのだ、と。
 その後、モンゴルの歴史書にも、この戦について記されることは決してなかったのである。また、国を落ち延びたタリム姫がその後、いかなる運命を辿ったのか誰も知らない。

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