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身代わり妹

第14章 誕生

34週の検診も、凌太は手が離せず1人で受診した。


「子宮口1センチ開いているね」

赤ちゃんが生まれる時に全開になるという子宮口。

1センチ開いていると言われても、それがいいのか悪いのかわからず曖昧に笑う。



「結構副作用に悩まされてたみたいだね。逆に生まれるのが遅くなっても困るからね…薬はもう終わりにしよう」

先生の言葉が泣きそうな程に嬉しかった。


最近の胎動が痛いのは、突起のようなものが出てくるから。

先生に聞いたら、赤ちゃんの手足だろうと言われた。



そんなに大きくなってるんだ……。

あと少しで会える……。


お腹に出た突起に触れながら、私の顔はニヤけていた。


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