テキストサイズ

君と描き始める未来に

第11章 君との思い出

「香織ちゃん、今度是非ホームパーティーして、この二人に会わせて!」


「あ…はい…じゃあ折を見てしましょうか。」


滝島が身を乗りだしながら、香織に食い付くなんて…


「滝島~何か企んでるのか!」


目を細めて、睨む俺に


「いややわぁ~!志信ったら、俺を疑ってばかりやね~。純粋にこの二人に会いたいんよ~。」


怪しい!
なんちゃって関西弁の時には必ず裏がある!


いつの間にか、滝島に異様な警戒心を持ってしまっていた。


「わぁ~!いつも小田切の為に命懸けの俺を信じらんないのか!」


「恩には着てる!でも黎子ちゃんたちに会いたがる理由は何なんだ!」


接点を持つ理由なんてないだろ!


「それは、小田切マニアのプライドだ!えっへん!」


「はい?」


本気で、目が点になる。


「ぶっ!!」
「国彦さん…。」


香織は笑いを堪えて、朋代さんは呆れている。 

ストーリーメニュー

TOPTOPへ