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君と描き始める未来に

第8章 親善旅行?

泡立てたタオルで洗い始めると


「いいな~息子じゃないと、中々して貰えないよね…。志信くん…色々、有難うなぁ~。」


ドキン!いきなりで、緊張してしまう。


「そんな…何もしてませんよ。」


「いやいや、香織を拾ってくれただけでも大感謝だよ!」


拾って…何か知ってるのかな?


「いい歳しても、男の影もなかったから、心配してたけど、こんな上玉連れてくるんだもんな~!」


「上玉…有難うございます。」


お義父さんに言われるのは、照れ臭いな…。


香織も影がなかった訳じゃなくて、影にする暇がなかっただけかと…。


ふと、あの橋で声を掛けなかったら、香織は今頃は嘉之とイタリアに行ってたのかもしれないと過ると…………


もう、それは絶対無いけどね!!

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