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君と描き始める未来に

第8章 親善旅行?

その後は、滝や有名な町並みを見る程度にして、今日は宴会も兼ねてたので、早めに旅館に向かった。 


母さんに


「明日は何なの?」


と質問され


「地獄めぐり。」


「ふ~ん…地獄ねぇ~。」


なんて興味無さげに言ってたが、俺は一寸先が地獄の一丁目だった。


何せ、ずっと女性陣でくっついてるから、香織の側に全然居られない!


確かに親善旅行だけど、少しはハネムーンも兼ねてるんだから、気にしてくれよ! 


…と、心の中で叫ぶしかなかった。


しょうがない…この旅行は我慢あるのみだ!


親孝行なんていつ出来るか分からないしな!


…って、自分を励ましてみたりした。

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