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不器用なタッシュ

第4章 シエロ


「須永さんの作品には、須永さんを語ってるなら…過去ごと私は好きになったんだなって。」


ドックン!


心臓が跳ねた。


『過去ごと好き』って…。


「渡辺さん…本当に優しいね~。」


安岡!泣き真似すんなよ!
元々、誰のせいだと思ってるんだよ!


「いえいえ!須永さんの作品が好きなんで!」


「作品…。」


そうだよな…。


そうゆう意味以外、何かあるんだよ…。

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