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不器用なタッシュ

第8章 決意

発表会当日


ザワザワ…。
大勢の人で会場が、賑わいを見せていた。


大手家具メーカーだけあって、発表会も予想以上に規模が大きかった。


「須永く~ん!南さ~ん!こっちに座ってて貰えるかな!」


辻さんが本当に、楽しそうに笑ってる。


自分が新規で担当した仕事に、これだけのメディアも集まってたら、興奮するだろうな~。 


作品が描き終わった後は、俺の役目なんて無かったしな…。


「な、なんか凄いですね…須永さん」


「まぁね…」


南さんは、これから始まるイベントに緊張感でいっぱいだ。


基本的…緊張しないしな…。


開始前で慌ただしい会場をグルッと見渡した。

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