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秘密の派遣業務

第41章 本当の恋人に

桐沢が紗江を抱き寄せる。

そのままソファに寄り添って座った。

桐沢「……手紙…読んだ。」

紗江「っ?!」

その言葉に紗江はハッとした。

紗江「っ…ごめんなさい…あんな事…書いて…」

抑えきれなかった想いをしたためた手紙を思い出し紗江は慌てる。

桐沢「いや…嬉しかった。」

優しい桐沢の目が紗江を見つめていた。

紗江「…え…っ…?」

桐沢「紗江からのあの手紙を…俺はずっと待ってたんだから…。」

(…待ってた…?あの…手紙を…?)

言われた意味がわからずただじっと見つめるしか出来なかった。

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