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秘密の派遣業務

第37章 新しい職場で

とある企業の中途採用の試験に紗江は合格した。

入社して配属されたのはそこの経理部だったので、経理の資格を取得したのが良かったんだろう。

紗江「おはようございます。」

その日もかなり早い時間に出社した。

矢崎「…おはよう…いつも早いな。」

この人は経理部長の矢崎さん。
確か…35歳。独身。
この若さで部長だし、独身だし…
確かにチョット…イケメンかな…?
女子社員達からの人気が凄い…らしい。

これは入社して仲良くなった樫木美穂さんから聞いた話で…そういう美穂も矢崎部長に憧れているんだとか。

紗江「…お茶をどうぞ。」

まだ他には誰も居ないオフィスで、紗江は矢崎にお茶を出した。

矢崎「ありがとう。」

次に出社したのは課長の水嶋さん。

紗江「水嶋課長、おはようございます。お茶をどうぞ。」

水嶋「ああ、ありがとう。」

これが今の紗江の一日の始まりだった。

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