テキストサイズ

秘密の派遣業務

第32章 言葉に出来ない想い

紗江「…片付けよう…」

今から少しずつ部屋を片付け、ここを出る準備を始める。
私物の荷物は殆どない。
だからあっと言う間に荷造りは終わる。

3年間使わせてもらった部屋を隅々まで綺麗に掃除する。

紗江「………………」

綺麗に片付いた部屋を見て、複雑な心境に紗江の表情は曇っていた。

コンコン

ドアをノックする音と同時にドアが開く。

桐沢が部屋に入ってきた。

桐沢「…っ……」

綺麗になった部屋に桐沢はハッとするが直ぐにいつも通りの顔に戻った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ