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研究室に入るとみんなそれぞれに仕事をしていた。

見渡し峯山の姿を探す。

(…居た。)

素早く峯山に近づくと藤堂の姿を見た峯山は怪訝な顔を向けた。

峯山「…何？」

藤堂「ちょっと聞きたい事がある。来てくれ。」

厳しい口調でそう言うと藤堂は研究室を出る。
誰も居ない会議室に入ると単刀直入に切り出した。

藤堂「紗江に何をした？」

藤堂の問いかけにも峯山は顔色一つ変えない。

峯山「答える義務はないよね？」

その返事に藤堂は苛立ちを覚える。

藤堂「紗江の様子がおかしい。これは研究所医師の立場から尋ねる。紗江に何をした？」