
詩集
第19章 托卵
ギシギシとベッドのスプリングがきしむ
彼に跨って
小刻みに私は揺さぶられる
彼のペニスに突き上げられて
小さな蠕動
私の子宮がずんと上に動く
持ち上げられる
んっ
と息を止めて、お胎の底に力を入れて
彼の先端をなで上げる
気持ちよくないはずがない
粘膜と粘膜の
ねっとりとした擦れ合い
全体重を一点にかけて
お互いの快楽を絞り出す
薄膜一枚隔てた距離で
体温と快楽を交換する
一瞬お互いの時が止まる
...
... ...
... ... ... ぴくん
ぴくん ... ぴくん ...
どろりとした体液が人工の膜の先で溢れたのを感じた
男性が快楽の果に生殖器の先からしか分泌できない
特別な液体
ぴくぴくとリズミカルにそれを体外に排出している
施術を前に彼の直腸に挿入された装置が
彼の動きを監視する
脈拍
体温
興奮度
そして、快感
射精に呼応して性器全体にこそばゆい電流が流れる
彼の挙動に合わせて、快感を最大限に引き出す装置
彼を見ると、とろけるような快楽の顔を私に向けていた
可愛くて
思わずキス
彼に跨って
小刻みに私は揺さぶられる
彼のペニスに突き上げられて
小さな蠕動
私の子宮がずんと上に動く
持ち上げられる
んっ
と息を止めて、お胎の底に力を入れて
彼の先端をなで上げる
気持ちよくないはずがない
粘膜と粘膜の
ねっとりとした擦れ合い
全体重を一点にかけて
お互いの快楽を絞り出す
薄膜一枚隔てた距離で
体温と快楽を交換する
一瞬お互いの時が止まる
...
... ...
... ... ... ぴくん
ぴくん ... ぴくん ...
どろりとした体液が人工の膜の先で溢れたのを感じた
男性が快楽の果に生殖器の先からしか分泌できない
特別な液体
ぴくぴくとリズミカルにそれを体外に排出している
施術を前に彼の直腸に挿入された装置が
彼の動きを監視する
脈拍
体温
興奮度
そして、快感
射精に呼応して性器全体にこそばゆい電流が流れる
彼の挙動に合わせて、快感を最大限に引き出す装置
彼を見ると、とろけるような快楽の顔を私に向けていた
可愛くて
思わずキス
