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詩集

第11章 エッチという行為

それは一種の臓器売買

一番高いお金をもらって、相手に臓器を得る仕事。

そこに愛はなくても、快楽はある。

身体に宿った肉の塊を武器に、お金を稼ぐ。

お金を出してニンゲン一体の自由を奪える背徳感。

お金を貰って大事な場所を差し出す背徳感。

イケナイコトが重なりあって、快楽の海へ溺れていく。

未熟な身体にオトナの刺激。

アンゼンな日は、特別料金で売れる臓器売買。

●万円でお金持ちに、カラダの奥のアツい部分を売り飛ばす。

麻酔のいらない、2時間くらいの大手術。

器具をカラダの奥に挿入れて、ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅかき回す。

その間はもちろん痛がってるフリ、感じてるフリ。

綺麗だね、かわいいね。

粘膜に向かって語りかけられる。

エッチだね、きもちいいよ。

おもちゃが取り付けられると、その部分はわたしから離れ、おとなのおもちゃの一部になる。

内臓が、わたしから切り取られて弄ばれる。

それはさながら実験動物。

カエルの解剖のように、大事な部分がひくひくうごめく。

2回、3回と臓器が跳ねて、赤ちゃんを求める動作をする。

ココロが劣情で満たされていく。

わたしのオトナのオモチャの中に、コドモのための生きたオモチャが入ってくる。

新鮮な遺伝子を求めて入ってくる。

まだあまり使っていない新鮮な臓器に擦り付ける。

生きたナマの感触を、敏感になった粘膜で感じ取る。

ホンノウの赴くままに、撒き散らす。

あぁ、汚いものを出すところが、また一つ増えた…。


知らない人とシたこと、ありますか?

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