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最初で最後の恋

第12章 この気持ちの正体は?

「頑張れーっ」




聞き覚えのある声。
俺はバスケコートのほうをキョロキョロと見回した。
そして……




「やっと見つけた」




彼女の腕を掴むと、彼女の顔は初めて会ったときと同じ驚いた顔をしている。 



次の瞬間隣にいる彼女の友人に手を叩かれたが、彼女が2人で話そうと持ちかけてくれたおかげで助かった。


外で2人きりになり、沈黙が続く中。


『どうしてあたしのこと探してたの?』
なんて聞く彼女に、俺は素直な想いを口にした。

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