テキストサイズ

空の記憶~あなたと私と彼、それから~

第19章 番外編第三話【秘恋~背徳の恋~】 濁世の花

 と、男は屈託のない笑みを浮かべた。
「なに、ご心配には及びませんよ。こう見えても、身体の丈夫なのだけが取り柄です。こうして腹一杯ご馳走になりましたから、もう大丈夫です」
 男は明るく応える。そして、その言葉どおり、その日の中にかなりの薪割りを済ませてしまった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ