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空の記憶~あなたと私と彼、それから~

第19章 番外編第三話【秘恋~背徳の恋~】 濁世の花

「はい、悦んでお引き受け致しまする」
 男が立ち上がろうとするのに、光円は慌てた。流石の光円も男がすぐに行動を開始するとは考えていなかった。
「お待ち下さい。何も今すぐになされずとも良いのです。せめて旅の疲れが落ち着かれるまではお休みになっていなければなりませぬ」

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