
【夢小説】イケメン王宮 ユーリ
第2章 葛藤
しばらくすると、
夕食をトレーにのせた月花が戻ってきた。
食欲は無かったが、
ユーリは料理を規則的に口に運び、
夕食を食べ終えた。
「ごちそうさま」
トレーを片付けようと立ち上がると、
月花に制止されてしまう。
『私がやるからユーリはベッドで休んでて』
ユーリはトレーを月花に渡すと、
言われた通りベッドに横になった。
「…ねぇ、月花様。
今日はもう大丈夫だから、
部屋に戻って休みなよ」
『え?』
「月花様も疲れたでしょ?
俺は平気だから、ね?」
『うーん…』
月花は俯いて少し考えていたが、
持っていたトレーを側のテーブルに置き、
ベッドに近づいてきた。
横になるユーリと目線が合うように
ベッドの側にしゃがみこむと
ゆっくりと口を開く。
『……ユーリが眠るまで側にいたいの』
「え?」
ほんのり顔を赤らめて喋る月花に
ユーリの目が僅かに見開いた。
『……だめ…かな?』
「……ダメじゃないんだけど」
(一緒にいると触りたくなっちゃうんだよね)
月花に視線をむけると、
ユーリから目線をそらし
僅かに俯いている。
その表情は少し悲しげで、
ユーリの胸の奥が僅かに軋んだ。
(そんな顔…しないでよ……)
ユーリは月花の頬に手を添えると、
指で優しく撫でた。
「じゃあ、俺が眠るまで居てくれる?」
『……うん!』
ユーリの言葉に
月花は満面の笑顔で答えた。
夕食をトレーにのせた月花が戻ってきた。
食欲は無かったが、
ユーリは料理を規則的に口に運び、
夕食を食べ終えた。
「ごちそうさま」
トレーを片付けようと立ち上がると、
月花に制止されてしまう。
『私がやるからユーリはベッドで休んでて』
ユーリはトレーを月花に渡すと、
言われた通りベッドに横になった。
「…ねぇ、月花様。
今日はもう大丈夫だから、
部屋に戻って休みなよ」
『え?』
「月花様も疲れたでしょ?
俺は平気だから、ね?」
『うーん…』
月花は俯いて少し考えていたが、
持っていたトレーを側のテーブルに置き、
ベッドに近づいてきた。
横になるユーリと目線が合うように
ベッドの側にしゃがみこむと
ゆっくりと口を開く。
『……ユーリが眠るまで側にいたいの』
「え?」
ほんのり顔を赤らめて喋る月花に
ユーリの目が僅かに見開いた。
『……だめ…かな?』
「……ダメじゃないんだけど」
(一緒にいると触りたくなっちゃうんだよね)
月花に視線をむけると、
ユーリから目線をそらし
僅かに俯いている。
その表情は少し悲しげで、
ユーリの胸の奥が僅かに軋んだ。
(そんな顔…しないでよ……)
ユーリは月花の頬に手を添えると、
指で優しく撫でた。
「じゃあ、俺が眠るまで居てくれる?」
『……うん!』
ユーリの言葉に
月花は満面の笑顔で答えた。
