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従わない奴隷

第13章 俺の心とユウリの心

駐車場まで
ユウリと歩き

お互い
ドアを開けると

後ろから声が聞こえた



「ライキ~~!

ちょっと!」



振り向くと

こっちに来いと
手を振る姉貴



なんだよ、もう

早く帰れっつったり
戻れっつったり




「ユウリ、乗ってろ
すぐ戻るから」




俺はそう言って
ユウリを車に乗せ
走って店に戻った




「なんなんだよ、姉貴

時間ねぇんだよ
早くしてくれ」




「また、カットモデル
頼んであげよっか?

ユウリちゃんに」




「はぁ?
勝手にすれば?

なんで俺に聞くんだよ」





「だって~~
そしたらドライブ
できるじゃな~い」





「ほっとけ」








「ねぇ


好きなの?」








「はぁ?」





「ユウリちゃんのこと
好きなら
助けてあげるけど?」





「何言ってんだよ
意味わかんねぇ」





「あっそ

じゃあや~~めた」





「マジ

めんどくせぇ」








「好きなんでしょ?」










「なわけねぇだろ?

それに

もう・・・」








「ユウリちゃんは
あんな子じゃないわよ

分かってんでしょ?」







「・・・・・・」







「ライキ」













「嫌いじゃ・・ねぇ」











「じゃあ

いいこと教えてあげる」





「あぁ?」








「あんたに
彼女がいると思ってるわよ

ユウリちゃん

な~んか
綺麗な女といるの
見たんだって~~~」










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