テキストサイズ

。+゚僕は君に恋をした。+゚

第44章 思い出

先輩の前に立つ小野寺さんに橘さんが抱きついた

「嫌だ‥っ小野寺さんは俺だけじゃないと嫌だ‥」

橘さん‥

「ただの罰ゲームだから」

けど‥だけど‥
すごく嫌な気持ちになった

俺じゃないと嫌だと言ってくれた

橘さんの気持ちは江崎じゃなく俺にある?

そっと離された抱きしめた身体

「座りましょう」

「けど‥っ」

ただの罰ゲームでもあそこまでした小野寺さん‥

俺以外の人にも平気で出来るんだとか思ったら小野寺さんがどこかに行くような気がして怖かったんだ


小野寺さんの情熱的なキスに溶かされていく相川を間近で見て興奮してしまった‥
すげーヤバいゲームだな‥これ‥

「はっ早く座れよ!つっ次しようぜ!」

パンパン♪

「‥‥‥‥‥」

「なっちゃん?」

「え‥あっ‥」

「え?あ?じゃねーだろ?次なっちゃんの番だから」

そっか‥俺の番か? 何言おう‥何言えばいいんだ‥

パンパン♪

俺の隣には河辺が座っている

「さっ鮫島の好きなとこはっ!?」

え‥?

パンパン♪

「ぜっ全部っ!」

「はぁ?お前全部って‥具体的に言えよ?」

具体的にと言われても‥

「僕は鮫島先輩の全部が好き!大好き!」

「だからっ」

「相ちゃんいいんじゃない?全部が好きなんだよ。ね?河辺君?(笑)」

「う‥うん。」

全部好きなんだもんっ
他に言いようがないだろっ

「次河辺」

「鮫島何か言ってやれよ!」

「うるさいっ!早く河辺言え!」

全部好きとか言われて照れくさくて河辺に早く言うように言ってしまった

パンパン♪

「えーっと‥あっそうだ!初めて付き合った人は?」

「どっちだよ?」

兄さんがどっちだと聞いてきた

「どっちって?」

「普通は女と付き合うモンだろ?だからどっちなんだって」

あっそっか‥

「じゃ男の人!」

男?

「そんなの決まってんだろ?バカか?」

「何で?」

何でって背高ノッポだろ?

「橘さん答えろよ?河辺が初めて付き合った男は誰かって聞いてるぜ(笑)」

鮫島グイグイいくな‥

「それは‥」

「答えなくていい」

背高ノッポが横入りしてきた

「何でだよっずりーぞっ!」

「決まっているだろ?俺だからだ」

小野寺さん?

「河辺やっぱりそうじゃねーか?もっと頭」

「違う!」

え‥?

一瞬止まった皆の動き

ストーリーメニュー

TOPTOPへ