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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第38章 その後

「橘さんのベッド使えないから俺達の部屋に運んだよ?先輩?」

ナンパ野郎の部屋から出てくるハズが俺達の部屋から出てきた日高

「はぁ?使えないってどうゆう事だよ!?」

帰って来たのにどこで寝るんだよ!?

「誰か寝てたから‥」

誰かって誰だよ?
ズカズカ歩いてきた先輩

「男の子が熱出したから寝かせてある」

男の子?
そーっと橘さんの部屋の扉開けた先輩

「おっお前が先行けよ」

「開けたのは先輩だろ?」

「へっ変質者だったらどうすんだよっ」

「変質者な訳ないだろ?」

男の子って小野寺さんが言ったんだぜ?

「わかんねーだろ!?そんな事っ」

いきなり飛び起きて抱きつかれたらどうすんだよ

「いいからっ早く行けよ!」

「ちょっ押すなよっ」

暗~い部屋の中一歩一歩踏み入れる足

背中にしがついた先輩

「先輩っ服シワになるからっ」

「そんな事今どうだっていいだろ!怖えーんだから仕方ねーじゃんっ」

どうだっていいって俺の服だろってか怖い?

「先輩お化け屋敷とか苦手なタイプ?(笑)」

「ぜんっ全然!平気!っつーか歩けよっ」

平気とか言ってすげーしがみついてんじゃん可愛い(笑)

ゆっくりゆっくり入って行った部屋の中

「何か見えるか?日高っ」

怖いから日高の背中に顔押し付けた俺

「何も見えねー。電気つけようぜ?」

電気?

日高が振り返って電気付けに行こうとした時

むくっ!

ベッドから何かがいきなり立ち上がった

ゆらゆら揺れて近づいてくる

!?!!

まるでホラーの世界

「ギッギャー!!ひっひっひだかーぁ!!」

腰抜けた俺

ギャーって先輩?

パチッとつけた電気

「あっおはようございます‥」

「‥‥‥ございます‥」

先輩の目の前に立っていた男
確か‥この人は?

あっなつめさんだ♪

床にペタンとヘタレこんでガクガク震えていたなつめさん
手を貸そうとした時

「くっ来るな!触るなっ!!ひっ日高怖いっ(泣)」

俺には亡霊に見えた

えっ怖いってなつめさん?
なつめさんがそのまま後ずさりながら男の足に抱きついた

「先輩大丈夫だって。知ってる人だよ…」

ヒックヒックひくついて俺の足にしがついて見ようともしない先輩

「日高怖い助けてっ(泣)!」

助けてって‥えっ?

あっそうだ渡す物!
僕は鞄を探した

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