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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第25章 先輩の過去

「鮫島先輩!」

日高君?
汗びっしょりかいて青じんだ顔で俺に言ってきた

「先輩がいないんです!どこにもいなくて‥っ」

今にも泣きそうな顔をしていた

「大丈夫だよ‥お腹壊したんじゃないか?日高君も食べよう♪」

俺は日高君に皿に盛った料理を手渡した









私はparty会場を抜け商談をしていた

カチャカチャ♪

トランクを閉める取引の相手

「取引成立ですね」

「ああ頼んだよこれから上映会があるんだが見て行かないかね?」


私は取引相手を上映会の特別会場へ案内した






「鮫島先輩‥」

河辺が俺の耳元で囁いた

「これから特別な上映会が開催されるんですけど見て行きませんか?」

特別な上映会?

何だそれ‥

「先輩の趣味にぴったりかも(笑)」

趣味?

何だかわからないけど行く事にした

「日高君も行こうよ」

俺は鮫島先輩と2人が良かった

何故なら特別な上映会だから‥


「あ‥はい‥」

どこに行くんだろ?
俺はどこに行くのかもわからないまま返事をした








こっそり特別会場の中に入って見つからないように会場の奥に身を隠す俺達

「これから特別上映会を行いたいと思います。」

大画面の巨大なスクリーンに映し出される商品を落札して競り落とすみたいだった












ハァ‥ハァ‥

身体が‥熱い‥

何だ‥ここは‥どこだ?


「やっと目が覚めたか?」

ぼんやり映る目には2人の知らない男が入ってきた


「‥ここ‥どこだ‥痛っ頭が‥」


「強烈な睡眠薬と媚薬だからな(笑)身体熱いだろ?」


え‥?媚薬?睡眠薬?

何言ってんだコイツら?

じわりじわり近づいてくる知らない男

「嫌‥来るな‥」

嫌な予感がして
俺は寝かされていたベッドの隅に熱い身体をスリ寄せた


「怖がるなよ(笑)」

腕が伸びてくる

「嫌だ‥やめろ!来るな‥っ」

足首をぎゅっと握られてしまって

またベッドの真ん中に引きずり出された

「何すんだ‥よ‥!やめろ!嫌‥離せっ」

パシッ!!
俺は近寄ってきた男の顔をひっぱたいた

「っ痛ってー!」

「お前顔に血が!」

もう一人の男が言った
俺がひっぱたいて切れたみたいだった

「調子こいてんじゃねーぞ!!」

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