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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第51章 良心的なヤクザさん?

「着いたぞ~♪」

鴨倉さんが車のドアを開けてくれて降りて見た場所

「ここは?」

「沢木組が世話になってる温泉宿だ♪」

「温泉宿?」

ヤクザが温泉を?

「まぁ入ろう♪足元気を付けてな♪」

「あっはい¨」

これまた立派な温泉旅館

松の木なんか生えていて石畳が玄関口まで並んでいた

「あら♪鴨倉さんやないですか?お久しぶりです♪元気にしてはりました?親分さんも皆さん元気にされてますか?」

中から出てきたのは和服姿の女将さん

「あー♪皆元気にしています♪今日は久しぶりにここの温泉入りたくなって来させて貰いました(笑)」

偉く親密だなー¨

僕一人だけ浮いてるような
浮いているんだけど

そわそわしてキョロキョロしてしまう

「お連れ様ですか?ごゆっくりお過ごしくださいね♪」

物柔らかそうな物言いの女将さん

「お部屋はこちらになります♪」

スッと退かれた襖

「うわー♪すごーい♪」

近藤さんが部屋の中に両手広げて入って行った

新しい畳の井草のいい匂いがする広い和室の部屋に大きなテーブルと背もたれの座椅子

窓からは山林が一望出来た

僕こうゆうところに来たかったんだよねー♪

キャッ♪キャッ♪キャッ♪キャッ♪

喜んでる♪喜んでる♪(笑)

「そんなに喜んでくれはって嬉しいです♪ふふふ(笑)鴨倉さん今日はご宿泊ですか?」

「いや温泉だけ入らせて貰ったら帰るよ」

「あら?そうですか?」

「すまないな女将」

「いえいえ♪何をおっしゃいますか?こうやってお顔見せて下さるだけで光栄です♪ごゆっくり♪」

スッと襖を閉めて二人っきりになった

「近藤さん♪早速温泉入ろうか?」

「はい♪」

僕はすっかり鴨倉さんがヤクザである事など忘れて温泉を楽しんでしまった。

だって風邪引いて皆さんと行く予定だった温泉行けなかったんだもん

そらhigh♪にもなるよね?

なるよね?

ならない?

なるでしょ!

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