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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第47章 これも愛♪それも愛♪たぶん愛♪きっと愛‥

先輩が走ったのは玄関ホールの前まで

やっぱり体力有り余ってなかったのか(笑)


「はぁ!しんどいっ‥」

靴を履き替えようとしたら日高がしゃがんだままじっとしていた

「行かねーのか?」

「先輩デッカいウサギさん持って♪」

「え‥‥?ああ‥」

渡されたデッカいウサギのぬいぐるみ

何で俺が持つんだ? とか思ってたらふわっと浮いた俺の身体

「ちょっ降ろせよ!」

おんぶしたらジタバタ暴れ出した先輩

「俺の顔の前でウサギさん振り回さないでくれる?前見えなくて転けるから(笑)」

「あっそうか‥」

って違うだろ!!

けど‥

日高の背中ってこんなにも大きかったんだ‥

とか

日高のつむじは右巻きか?

とか

あっ耳の上にホクロあるんだ♪

とか

発見する事がいっぱいあっておんぶされながら楽しんでいた

マンションに着こうとした頃

さすがに家にまでおんぶしたまま入ったら先輩はまた怒ると思って声かけてみた

「先輩?」

「‥‥‥ん‥ぁ?」

眠いのか?

「何でもないよ(笑)気持ちいいのか?」

「‥‥ん‥~‥スー‥」

だらんと伸ばされた先輩の腕はしっかりウサギさんの手と手を繋いでいた

本当は先輩ウサギさん欲しかったんだろ?

思い出のコレクションがまた増えて良かったな♪

一緒に連れて帰って来て良かった

先輩をおんぶしたままエレベーターに乗って開けた家の玄関

「ただいま~♪」

「‥スー‥スー‥」

バタバタと走って出迎えてくれたのは河辺?

「なつ兄は?!」

え?

「先輩なら俺の背中で寝てるけど?何で?」

あっ本当だ‥
あの兄さんが大人しく日高先輩の背中で眠っていた
あの兄さんがあの‥

「日高先輩!!」

「河辺声デカいから先輩起きちゃうよ‥」

「あっごめんなさい」

鮫島先輩もやってきて河辺の頭を優しく撫でた

「なっちゃんは日高君と一緒にいると思うけどって言ったのにコイツすごく心配してさ(笑)なっちゃん寝てるのか?」

相川は日高君におんぶされたまま眠っていた

手にはデッカいウサギのぬいぐるみと仲良く手繋いでいる

「そのウサギは?」

玄関口で質問攻めされる俺

「先に先輩ベッドに運びたいんだけど(笑)」

「あっ悪い(笑)」

先輩をベッドまで運んでウサギさんを胸に挟んで布団かけた後そっと部屋の扉を閉めた

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