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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第47章 これも愛♪それも愛♪たぶん愛♪きっと愛‥

時計を見たら夕方の5時を少し過ぎたとこだった

時計を見るのに少し身体ズラしたら先輩がもぞもぞっと寄ってきた

‥‥‥‥。

また少し身体ズラそうとしたら先輩の腕が伸びてきた

離れないでって言われているみたいで

俺に抱きついているこの人を一層愛しく思って頭撫でた時目を覚ました先輩

「ん~?日高‥今何時だ‥?」

何度も求められる度に何度も応えた俺

求められるって事は愛されてる証拠

だから俺も日高に

「5時過ぎたとこだけど」

「5時!?」

先輩がガバッと飛び起きた

「朝の5時じゃないよ?」

ギロっと睨みきかせ一言

「わかってる」

かっかっこいい‥

何かの映画の捨て台詞のように聞こえた映画さながらのキリッとした先輩の姿

喉の前辺りで両手を握ってキラキラ目を輝かせる日高

「俺は神様じゃねーぞ?拝んでも何も出ねーからな?それより帰るぞ」

先輩がベッドからのそっと降りた

「帰るって?何で?」

ベッドの上で下半身に布団がかぶさった日高が不思議そうに聞いてきた

泊まるって言ってまたタッチパネル押して選んだ部屋だもんな‥
ごめんな‥日高‥

「明日鮫島と手続きしに大学行かなきゃいけない事思い出したんだ」

「手続き?」

「そっ手続き‥‥俺の服返せ」

何?手続きって‥
怪しい‥

タンスから先輩の服を取り出し渡した服

「俺も行っていい?」

「行っていいって手続きしに行くだけだぞ?」

「俺は散歩がてら♪」

散歩がてらってほぼ毎日家と大学行き来してるのに違う場所行けよ?

疑ってる訳じゃないけど本当に手続きなのか気になったしちゃんとこの目で見たかった

「変わってるな‥お前?」

「え?そう?あはは(笑)あっ先輩ウサギさん持って帰ったら?」

日高が枕元に置いてあった大きい方のウサギを俺に渡してきた

「それはここの物だろ?持ち出したら窃盗になるだろ?」

「何で?歯ブラシとかアメニティグッズ持って帰るじゃん(笑)同じだろ?」

いや違うだろ‥

帰る用意が整い部屋を出てエレベーターに乗り込んだ俺と日高

「先輩お腹さすっといてね(笑)」

窃盗容疑と無罪で揉めて服の中に入れたら妊婦さん♪とか日高が言い出して結局服の中に大きいウサギと横に小さいウサギ入れて出た部屋

会計済ませる日高の後ろをわざとらしく腹さすりながら通ると冷や汗出た

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