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｢ひだっうぐぅっ！？？｣

日高！って叫ぼうとしたら鮫島に口を抑えられてしまった

日高君が河辺の腰に腕をまわしている事自体おかしい…

鮫島がグイッと俺の身体を引き寄せ歩き出した

《ちょっ鮫島!!何考えてんだよっ》

《いいから♪いいから♪》

よくねーよっ!鮫島っ!

引き寄せられたまま河辺の腰に腕まわして座っている日高の元まで来させられた俺

鮫島っお前離れろって！嫌だってっ!

横でもがく相川の腰に腕まわしてがっしり掴んで声かけた

｢邪魔していいか？(笑)｣

っ!!!!!?

振り向けば鮫島先輩も先輩の腰に腕まわしていた

けど‥ここは河辺が鮫島先輩に想われてるって事をわからせてあげる為

ぐっと耐えた

｢邪魔な訳ないでしょう？入って下さいよ(笑)｣

｢じゃ遠慮なく…｣

鮫島が片足を露天風呂の湯の中に浸けた

俺は嫌なんだって!

引き返そうとしたら鮫島に引っ張られてドボンと浸かった露天風呂

なんなんだよ‥これ‥

向かい合わせで鮫島と俺
日高と河辺が露天風呂に浸かる

異様な雰囲気を漂わせる露天風呂内

｢河辺寒くないか？大丈夫か？｣

僕の肩にお湯をかけてくれた日高先輩

日高何やって‥

鮫島先輩の視線が気になる

チラッと目だけ動かして見たらじっと僕を見ていた鮫島先輩

耐えられない！

｢僕っ!｣

河辺が立ち上がろうとした

｢河辺恥ずかしがる事ないだろ？日高君が湯かけてくれたんだろ？お前もすればいいだろ？な？なっちゃん？｣

は？鮫島？
鮫島が俺の肩に湯をかけてきた

日高がいるんだぞっ!
日高を見たら鮫島を睨んでるように見えた

怖え～っ‥

｢なっちゃんも肩に湯かけてくれよ♪｣

｢は？何で俺がって鮫島っ｣

鮫島先輩が先輩の手を握って自分にお湯をかけ始めた

鮫島先輩…何やってんだよっ？

｢先輩っ嫌がってませんか？｣

｢そうか？(笑)｣

そうだよ！
鮫島離せっ!

鮫島先輩‥

僕がいるのにやっぱり兄さんをとるんだ？

｢日高先輩も‥寒くない？｣

河辺？
河辺が日高君の肩に湯をかけた

しろよとは言ったものの本当にするとは思っていなかった‥。

｢ありがとう♪河辺は優しいな♪｣

日高？そうじゃないだろ！違うだろっ!
そっそれじゃ俺が優しくないみてーだろっ

なっなんだよ日高のﾔﾂ!

｢鮫島俺寒い！｣

先輩？