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少年探偵事務所

第16章 大混乱のパーティー

3人が駆けつけるとテラスのベンチで灰音が倒れていた。
一瞬、ドキッとしたが静かに寝息を立てているのを見て3人ともホッとした。
灰音の水色のワンピースには白いバラと盗まれたハズのダイヤがピンでとめてあった。

「…返して行ったんだな。」

柊一が灰音をおぶさり医務室に連れて行ったのだった。
数十分後、目を覚ました灰音は純からすっかり話を聞いて唖然としていた。

「しかし、よく分かったね。私じゃないって。」

灰音は目を丸くして言う。

「なんか違うって思ったんだ。『長木さん』の呼び方にしろ、雰囲気にしろ。」

「雰囲気?」

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