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昔のトモダチ

第1章 サカキ リンコ

「リンちゃん、髪切るのうまいね?」


手さばきをみながら話しかける。
軽やかで、手馴れている

「うん、あたし、美容師になりたいの」

はさみを私に向ける


「これも、おねだりしてやっと買ってもらったの。プロの人が使ってるのと同じなのよ」

リンちゃんは嬉しそうだ。
そんな夢があるなんて、知らなかった。



でも、そんな夢があるならなおさらだよ・・



「リンちゃん、一緒に学校行こう?」

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