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昔のトモダチ

第1章 サカキ リンコ

「おねーちゃん、髪切って」

会話と中断させたのはナオだった。


「じゃぁ新聞紙とタオル、持ってきて。」
リンちゃんはごめんね、と私に囁くとナオを座らせ、タオルを掛ける


「今日、ママが帰ってくる前にナオの散髪終わらせるって、約束しちゃったの。」

手際よく支度をするリンちゃん。


「いいよ、別に。」
私はリラックスしながら答える。


髪を切るための、するどいハサミでナオの髪を切り始める。

シャキン・・・


シャキン・・・

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