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あなたの愛でイかせて

第1章 第1章 私と兄ちゃん

美樹は何も喋らないまま
自分の部屋に入るとベットに腰掛けた。
俺も入ると美樹の隣に座る。


「美樹、何かあったのか? 」


ここまで元気のない美樹の姿を見るのは初めてだ。
学校で何かあったのだろうか?

お互いしばらく喋らないでいると
美樹が小さな声で喋る。


「お兄ちゃん..美樹、病気になったかも知れない..」

「はぁっ? 」


俺の考えてた事とはまるっきり違う事に拍子抜けする。
内心、そんな事かよっと思いもしたが俺は美紀に兄としての対応をした。


「んじゃ、熱計って薬飲んで
明日に備えてもう寝ろ。な? 」


だけど美樹は首を横に振る。


「違うの..そういう病気じゃなくて..っ」


何を思い立ったか
美樹は立ち上がるなり
机の引き出しから鏡を取り出した

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