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愛の嵐

第38章 疑弐×倒影=信証

大「さあ、上がって」
櫻「お、じゃまします」

行き先を告げずに連れて来たのは俺の部屋
一人暮らしだとか
逃げられそうな情報は伏せてた

櫻「あ~、もしかしなくても」
大「そうだよ、一人暮らし♪」
櫻「そ、そうなんだ」

あれ?意識してる?
どうなってんだ?

大「お茶でいい?」
櫻「うん、ありがとう」

鞄を下ろし床に座って待ってる
テーブルに教科書と筆記具を出して用意まで
勉強の準備するとか可愛くね?

大「はいよ」
櫻「ありがと」

向かいに座ると遠過ぎだなぁ
横は違うよな~
無難にテーブルの角を挟んで座る

大「なぁ、翔」
櫻「ん~?」

振り向き様にチュッとキスをする 
固まってしまった翔にもう一度キスをした

櫻「んなぁ~!にしてんだ!」
大「嫌だった?」
櫻「うっ・・嫌、とかじゃ・・・」
大「好きだよ。翔が好きなんだ」

真っ赤になって俯いてしまう
拒否しないの?

大「嫌じゃないんだよね?」
櫻「うぅっ・・・」
大「黙秘は肯定とみなすよ?」

返事はない
いつの間に受け入れてくれたんだろ
嬉しい誤算だな

大「どこまで行けば嫌なのか確かめさせて♪」
櫻「あの、ちょっと待とうよ!だからさっ、待てって、グイグイ来るな!」

でも嫌だとは言わないんだね

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