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愛の嵐

第33章 心の関×心の緒=心の春

《雅紀時間》

中3の夏に童貞とやらを蹴り棄てた
たまたま告白してきた女子高生の処女と共に

雅「勢いって怖いわぁ♪」

かなり投げやりになってた
モヤっとした何かに初めて気付いたから
胸の中にある何かに蓋をして鍵を掛けた
だから発散させる事にしたんだ
気付いちゃいけない

雅「気持ちいい事に弱いお年頃ってね~♪」

彼女らしき女を抱いては誤魔化した
まぁ気持ち良かったのもほんとだけどね

雅「もしも~し、うん、今からとかどう?」

ヤらしてくれる人はいる
ただそれだけの人
待ち合わせをして電話を切って電源を落とした

雅「悪いね、家族は大事にってなぁ~」

そそり立つ壁が目の前にあるのに
それに背を向ける
壊す気も登る気も乗り越える気もない
そんな物は無かった事にして歩き出す
何が正しいのかも考えないように

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