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愛の嵐

第30章 バレンタインの夜は・・・

《相葉時間》

身体が怠い
指を動かすのも億劫だ
左に視線を動かせば和がいた

相「寝てるの?」

返事は・・・ない
風邪ひいちゃうなぁ
考えながら右を見れば

相「何の模様だよ!」

自ら吐き出した白濁とチョコがマーブル模様を作り出していた
見なきゃ良かった
今更ながら恥ずかしくなって身悶えしそうになるが

相「怠くて無理!けどっ」

はぁ~~っ
深呼吸をして意を決して身体を起こす
和が風邪ひく方が嫌だからね
真っ裸で四肢を投げ出してる

相「誰にも見せられない姿だなぁ」

鈍い腰の痛みを抱えてゆっくり下着を着る
先ずは毛布
その後は床・・・だよね
和が起きないように静かに動く

相「自分で片付けるのって恥ずかし過ぎる」

テーブルの上のチョコレートフォンデュは冷えて固まっていた

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