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愛の嵐

第25章 深紅×涙=深層

隣で眠る雅紀の頬を撫でる

櫻「ごめんね、嘘じゃないんだけど」

今はまだ部屋に上げられないんだ
雅紀には見せられない
引かれるのは確実だし

櫻「嫌われるのは嫌なんだよ」

部屋に散らばる赤い紐と本
友達に貸されたDVDの一枚が今もデッキに入っている

櫻「緊縛にハマってるなんて言えないよ、でも・・・」

誰にも聞こえない小さい声で呟く

雅紀を縛りたい

願望は欲望に変わっていた
覚えが無駄に良くて簡単な物は出来るようになっていた
赤い紐に絡められた雅紀を想像するだけで胸が熱くたぎる
俺・・変態?

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