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愛の嵐

第22章 灼熱の嵐

つい・・・思わず抱き締めていた
自分の行動に俺が驚いてしまう

相「じ、潤・・誰かに、見られたら」
松「俺、一人暮らしだから」

ガタッと鞄が床に落ちる音が聞こえた

相「そっ、そっか」

そう言って背中に腕が回された
何故抱き締め返してくれたのか
しばらくそうして俺は雅紀さんの鼓動を感じていた

相「じゅん~、そろそろ・・入らない?」
松「ん~、そうだなぁ」

しぶしぶ解放する
靴を脱いで部屋に上がる
雅紀さんも俺に続いて来る

相「シンプルな部屋だね」
松「まあ、そりゃそ~だろ」
相「でも、広過ぎるよ」
松「そうか?ふつ~だろ」

ソワソワして雅紀さんは部屋をウロウロしている

松「まぁ、座ってよ。何飲む?」
相「う、うん。何がある?」
松「コーヒー、コーラ、お茶・・ビール」
相「じゃあ、ビール♪」

いきなりビールはまずくないか?

松「マジ?」
相「え~、ダメ?」
松「はぁ、飲む前に風呂入って!」
相「え~!なんで?」
松「そのまま寝られたら嫌だ」
相「う~、着替え貸して」

納得してないけど~って顔に書いてあるぞ

松「よしよし、今持ってくるからちょっと待って」
相「子供扱いすんな~!」
松「はいはい、雅紀くんはいい子だね~♪だから入ってこい!」
相「む~~っ。分かった」

風呂へ押し込む
まったく子供より手がかかるんじゃね~のか?

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